こんにちは、だっちーです。
現在、ブロックチェーン関連事業が次々でてきています。その中でもブロックチェーンを活用した電力取引やエネルギービジネスは以前から存在しています。
今回は、その中でもビットコインなどの仮想通貨を活用したエネルギービジネスを行っている企業をいくつか紹介していきます。
Contents
Sun Exchange(サン・エクスチェンジ)
サンエクスチェンジは、ブロックチェーンを活用した太陽光発電の出資者と発電した電気の利用者をつなぐマーケットプレイスを南アフリカ共和国などで展開しています。
クラウドファンディングのプロジェクトとして開始され、集めた資金で2016年にプロトタイプを開発しました。
参加出資者は、太陽光パネル1枚単位で出資し、太陽光パネルの所有者となります。
太陽光パネルで発電される電気の利用者は、設置に必要な初期投資を自身で負担することなく、電気を使用することができます。
電気の利用者である南アフリカ共和国の地域住民は、電気を安価に安定的に使用することができる一方、太陽光パネルへの出資者は、安定した利用収入を得ることができます。
出資者は、ビットコインでの出資や投資回収が可能で、海外送金にかかるコストを抑えています。他国にいながらも南アフリカ共和国で太陽光パネルを所有し、収入を得ることができる仕組みになっています。
Invirotel(インヴィロテル)

インヴィロテルは2011年に創業された南アフリカ共和国のスマートメーター製造会社です。
2014年、自社が提供するスマートメーターにビットコインでの支払機能を持たせることで、スマートメーターに電気代をチャージすることを可能にしました。
顧客は、自分のビットコインをスマートメーターのウォレットアドレス(URL)に送信するだけで、金額に相当する電力量が供給されます。
インヴィロテルは、電気、ガス、水のソリューションを開発し、正確で詳細なリアルタイム情報を人々が共有できることを目標としています。
M-PAYG(エムペイジ)

M-PAYGは2013年にデンマークで創業されたベンチャー企業です。モバイル決済による前払制の太陽光発電システムを発展途上国向けに提供しています。
電線が引かれていない場所に住む低所得の家庭でも電気が使えるようにするための取り組みです。
エムペイジは、エネルギー貧困に苦しんでる人々の数を減らし、被災地に新たな可能性を提供することで、数十億人の人々の生活環境をよりよくすることを目標としています。
Bankymoon(バンキームーン)

バンキームーンは2014年に南アフリカ共和国で創業されたブロックチェーン関連ソリューションを提供するソフトウェア開発企業です。
ビットコインなどの暗号通貨を活用したソリューション開発を実施しています。また、スマートメーターとビットコインを使って電気代を前払いするソリューションを提供しています。
Enercity(エナシティ)

エナシティはドイツの10大エネルギー会社のひとつで、ドイツのハノーファー市において、電気・ガス・水道・暖房の供給サービスを展開中です。
2016年、ドイツのベンチャー企業であるPEYと提携し、ビットコインでの公共料金の決済を開始し、ビットコインでの電気代の支払いを導入した最初の企業のひとつです。
電気代の支払いは、エナーシティのホームページと、ハノーファー市の中心部にあるカスタマーセンターに設置された端末で行うことができます。
Elegant(エレガント)

エレガントは2011年にベルギーで創業されたグリーン電力とガスの供給会社で、10万人以上の家庭や事業者に電力と天然ガスを提供しています。
BitPayと提携し、2015年からビットコインを使った支払いを導入しています。顧客は、ビットコインの支払いを選択すると、毎月の電気・ガスの請求書とともにビットコインの支払いURLを受信する仕組みです。
まとめ
今回は、ビットコインなどの仮想通貨を活用した取り組みをしている企業を挙げました。
ブロックチェーンを利用したエネルギー事業はまだほかにあるので次回はそれらも紹介します。