こちらは最近読んだ本を紹介するコーナーです。
レビューと言うよりはレポート寄りになると思うので
多少ネタバレを含みます。
購入を考えている方の参考にさせてもらえればと思います。
今回は
ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~
ヒルビリーエレジーのあらすじ
この本の概要はこんな感じです
無名の31歳の弁護士が書いた回想録が、2016年6月以降、アメリカで売れ続けている。著者は、「ラストベルト」(錆ついた工業地帯)と呼ばれる、オハイオ州の出身。貧しい白人労働者の家に生まれ育った。
回想録は、かつて鉄鋼業などで栄えた地域の荒廃、自分の家族も含めた貧しい白人労働者階級の独特の文化、悲惨な日常を描いている。ただ、著者自身は、様々な幸運が重なり、また、本人の努力の甲斐もあり、海兵隊→オハイオ州立大学→イェール大学ロースクールへと進み、アメリカのエリートとなった。今やほんのわずかな可能性しかない、アメリカンドリームの体現者だ。そんな彼の目から見た、白人労働者階級の現状と問題点とは? 勉学に励むこと、大学に進むこと自体を忌避する、独特の文化とは? アメリカの行く末、いや世界の行く末を握ることになってしまった、貧しい白人労働者階級を深く知るための一冊。
Amazonより引用
アパラチアに暮らしているヒルビリーの家族の視点からみた社会的機会と社会的地位上昇の歴史が描かれています。
アメリカではカラードの差別だけではなく、白人の中でも田舎に住む白人労働者たちが蔑まれているということを僕はこの本を読むまで知りませんでした。
これはぜひ読んでほしいですね。
J.D.ヴァンスって誰?どんな人?

ヴァンスはイェール大学ロースクールを修了し、サンフランシスコのITベンチャー企業の社長として働いている。これだけではよくみるタイプのエリートですが彼が注目された理由は
そこではなく生い立ちなんです。
失業、貧困、離婚、家庭内暴力、アルコール依存症、ドラッグ…それらが当たり前の環境。日本ではまず考えられないと思います。小説のような波乱万丈な物語。読んでいて衝撃的なことばかりでした。
この本が全米ベストセラーをとったわけ
この本が発売された日は2016年6月28日です。しかしそのときはあまり売れていませんでした。確認できた順位で2016年8月19日18時のときに洋書ランキング7878位でした。
これでは正直売れているとは言えませんよね。
ではなぜそんな本が全米でベストセラーを獲得したのか。きっかけは2016年のアメリカ大統領選挙です。
みなさんご存知の通り2016年の大統領選挙はまさに「前代未聞」と言う表現がぴったりです。ドナルド・トランプ氏は言わば経験も実績もない政治素人であり、ポリティファクト
(政治に関する発言を調査するウェブサイト)からは発言の7割が「偽り」と評価を受け、
1つでも致命的なスキャンダルを数えきれないほど起こしたにも関わらず、大統領選に勝利しました。
これは偶然でもマグレでもなくれっきとした彼の戦略なわけです。「不動産王」として広く知られているトランプは貧困や労働者階級と接点はないのにもかかわらず庶民の心をつかみ、見事当選したわけです。
なんといってもトランプはプロの市場調査より、自分の直感を信じるマーケティングの天才であり、テレビ出演や美人コンテスト運営で培った大衆心理のデータをうまく利用したわけなんです。そういったドナルド・トランプ氏のマーケティング戦略も知ることができるのでそこが気になる方もおすすめです。
トランプを冗談候補としてあざ笑っていた政治のプロたちがトランプが予備選に勝ちそうになってようやく慌て始め、都市部のエリートたちとしか縁のない彼らには地方の白人労働者の怒りや不信感が見えていなかったわけです。
そこで彼らが読み始めたのが「ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~」なんです。
それが話題となりベストセラーにつながりました。かなり面白い内容でしたので気になった方は是非読んでみてください。おすすめです。
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