Lightning Networkとは?
ライトニングネットワークとは少額支払いを可能にし、手数料削減し、ビットコインのスケーラビリティ問題を解決することができます。
ビットコインは少額支払いが不可能で決済に10分かかり、手数料が高いため実用性がないとさんざん言われてきました。
ライトニングネットワークが実用されると
・ミリ秒単位で何千のトランザクション(取引)が可能
・採掘コストは、チャネル作成時とチャネルクローズ時
・1satoshi単位(0.00001円)といった超少額支払いが可能
さらに第三者を経由して誰にでも送金することが可能となっています。
ここはわかりやすい例があったのでそれを引用して説明します。
下の図のようにAliceがBobとCarolを経由してDavidとチャネルで間接的につながっていれば
AliceはBobとCarolを信用することなくDavidに送金できるのがライトニングネットワークです。
この送金の際、経由途中のBobかCarolに持ち逃げされてしまう可能性が出てきますよね。
それができないようにするのがライトニングネットワークのHTLC取引という仕組みです。
Hashed Time Lock Contract (HTLC) 取引
まず、Davidがランダム数値Rを生成し、ハッシュ値を受け取る。
このハッシュ値をAliceに安全な伝達経路で伝える。
Aliceはハッシュ値を利用して
「Bobに0.1BTC送金し、何もしなければ3日後に返金される」
というような取引を作成する。
BobとCarolの間、CarolとDavidの間でも同じ取引を作成する。
AliceからDavidまで取引がリレーできた。
そうしたらまず、DavidはCarolにRを教え、CarolからDavidに0.1BTCが送金される。
続いて、CarolはBobに、BobはAliceにRを教える。
結果的にAliceはDavidに送金したこととなる。
この方法であれば、第三者も持ち逃げすることはできない。
引用:https://innovation.mufg.jp/detail/id=111
ライトニングネットワークを実現しているのがレイヤー2ソリューションです。
直訳で第2層解決策。
第1層はメインネット。第2層はライトニングネットワーク。
この第2層で手数料、待ち時間などメインネットで発生した問題を解決します。

第2層のライトニングネットワークは、第1層のメインネットに依存していて、
基礎はあくまでも第1層にあるわけです。
ライトニングネットワークでの取引の最初と最後はメインネットにブロードキャストされるが、
その間はいくら取引しようとも手数料はかかりません。すごい!
ライトニングネットワークずいぶん前から提案されているわけですが、
実現にはプロトコル上の問題点があるようです。
トランザクション属性と相対的なタイムロックトランザクションの作成で、
これらの機能がビットコイン本体で実現しないと、ライトニングネットワークも実現できない…
しかし、ライトニングネットワークの開発もすごく進んでいるので実装される日も近いはずです。
実装されれば市場も大きく変わっていくでしょう。