
今回はビットコインと法定通貨の違いを発行量や信用度、価値などの
観点から明確にしていきましょう。
ビットコインは実物ではなく、「暗号データ」
ビットコインと日本円、一体何がどう違うのでしょうか。
まず大きな違いは実物があるかないか、です。
法定通貨には紙幣や硬貨があるが、ビットコインにはない
ビットコインを買うには仮想通貨取引所の口座を開設する必要があります。
取引所でビットコインを購入すると、口座にある「ウォレット」にビットコインの
データ(暗号)が入ります。
売買をしたり、送金したりするにはこの暗号をやりとりするイメージです。
発行量の違い
法定通貨は金融政策次第で発行量変わりますが上限はありませんよね。
ビットコインは発行ベースが決まっており、2100万BTCが上限なんです。
ビットコインの単位は「BTC(ビットコイン)」です。
2009年にはじめて発行され、マイニングによって10分ごとに発行されています。
2140年ごろまでに2100万BTCが発行されることになっており、現在は約75%まで発行済みです。
ビットコインの量は国の金融政策に左右することがなく、量が増えすぎて価値が下がるというような心配はありません。
法定通貨は発行量に上限はないが、ビットコインは2100万BTCが上限となる。
ビットコインに信用はあるのか?
お金には信用が重要じゃがビットコインにはあるのでしょうか。
場所によっては、法定通貨を越えるほどの信用がビットコインにはあるんだ。
諸外国によっては自国の通貨に対する信用度が低い場合があります。
例えば経済不安のある国では、先月まで1万円で買えたものが今月は10万円でないと買えない・・・といった状況が起きることがあります。
この状況はつまり、価値が10分の1になってしまったということです。
一方、ビットコインは政府が関与していないため、国の経済状況や経済政策によって直接お金の価値が変わる心配がありません。
そのため、経済不安のある国や、国のシステムが成熟していない国では、法定通貨よりビットコインの方が信用できる、と考える人も少なくありません。
額面と価値
法定通貨の額面は一定ですよね。10円玉、100円玉、1000円札、10000円札などです。
1つっか当たりの価値は、物価上昇率によって変動します。
ビットコインは上限枚数が決まっているため、需要と供給のバランスによって価格が決まります。
2017年は仮想通貨元年と言われるほどの盛り上がりを見せました。
ビットコイン含め、仮想通貨市場はまだまだ拡大していくでしょう。
今からの参入は遅いと思う方がいるかもしれませんがまだまだ間に合います。